トランプ氏、自身の弁護人務めたトッド・ブランチ氏を司法副長官に指名 側近の登用続く

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トランプ次期米大統領(左)とトッド・ブランチ氏=5月30日、米ニューヨーク市の刑事裁判所/Michael M. Santiago/Getty Images

トランプ次期米大統領(左)とトッド・ブランチ氏=5月30日、米ニューヨーク市の刑事裁判所/Michael M. Santiago/Getty Images

(CNN) トランプ次期米大統領は14日、自身の訴訟で弁護人を務めたトッド・ブランチ氏を司法副長官に、同じく弁護団の一員だったエミル・ボーブ氏を司法副長官代理に指名すると発表した。連邦最高裁の訟務長官にはジョン・サウアー氏を充てる。サウアー氏は大統領の免責を認める最高裁の判断を勝ち取った人物だ。

これらの人選はトランプ氏が側近に依存していることを反映しているが、マット・ゲーツ元下院議員(フロリダ州)を司法長官へ指名したことと比べれば、法務職のより標準的な人選と捉えられる可能性もある。

ブランチ氏とボーブ氏はともに、今年5月に有罪評決が下された「口止め料」裁判と、判事によって7月に棄却された機密文書裁判でトランプ氏の弁護団の中心的役割を果たした。ブランチ氏はまた、2021年1月6日の連邦議会議事堂襲撃事件に関連する訴訟にも関与していた。同氏は連邦検察官を務めた後、弁護士に転身した。

サウアー氏は、20年大統領選の結果を覆そうとしたとしてトランプ氏が起訴された訴訟で弁護を担当。最高裁判事らは最終的に、大統領は大統領としての公的な行為に対して免責される権利があるとの判断を下した。

この判断はトランプ氏が連邦の訴追を回避することを可能にするだけでなく、同氏と関連企業の不正をめぐる控訴中の訴訟を終わらせる鍵となる可能性もある。

訟務長官は連邦最高裁で政府の訴訟を監督し、代理人を担う。

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