パキスタンで相次ぐ爆発、死傷者200人超
イスタンブール(CNN) パキスタン南西部のバルチスタン州クエッタで10日、相次いで爆発があり、警察によると93人が死亡、169人が負傷した。犠牲者には子どもも含まれるという。
警察によると、同日午前、クエッタ中心部の検問所付近で車両に仕掛けられた爆弾が爆発。市場が破壊され治安当局の車両8台が破損し、少なくとも12人が死亡、45人が負傷した。警察は、検問所が狙われたとみて調べている。
同日夕にはこの付近で2度の爆発があり、少なくとも81人が死亡、121人が負傷した。2度目の爆発は、最初の爆発で現場に警察官や報道陣が到着したタイミングで発生。警察官9人のほか、民間テレビ局のカメラマン1人も爆発に巻き込まれて死亡した。
さらに4度目の爆発で、3人が負傷した。
アシュラフ首相は一連の事件について「卑劣な行為」と非難、「あらゆる形態の戦闘行為とテロリズムをこの国から一掃する決意を新たにした」との談話を発表した。