印パがカシミールで戦闘、インド兵2人死亡
(CNN) インド軍当局者によると、同国とパキスタンが領有権を争うカシミール地方で8日、インド軍とパキスタン軍の間で銃撃戦があり、インド兵2人が死亡した。同地方では6日にも両軍の間で戦闘があり、緊張が高まっている。
インド側の説明によると、パキスタン軍の一団は8日、実効支配線(停戦ライン)を越境。インド軍がそれを発見し約30分間の銃撃戦となった。パキスタン軍は霧の深い森林地帯を利用して侵入してきたという。
パキスタン軍報道官はCNNの取材に対して、「インド側の根拠のない主張を完全に否定する」と語った。
印パ間の戦闘は6日に続くもの。パキスタン側は同日の戦闘について、インド軍が実効支配線を越えてパキスタン軍の拠点を攻撃したと説明。両軍の戦闘によりパキスタン兵1人が死亡し、1人が重体と発表した。一方インド側は、パキスタン軍がインド軍の拠点を攻撃したため反撃したと主張している。
カシミール地方では2003年11月に両国間の停戦合意が成立したが、その後も両軍の間で度々戦闘が発生している。