シリアとイラン、イスラエルの空爆を強く非難
(CNN) 内戦が続くシリアをイスラエル軍機が空爆したとされる問題で、シリアのアサド政権とイラン、レバノンのイスラム教シーア派組織ヒズボラは31日、空爆を強く非難した。
シリアの外相は31日、ゴラン高原に展開する国連軍の司令官を呼び、空爆について正式に抗議した。ヒズボラの公式サイトによると、シリアの駐レバノン大使は、シリアがイスラエルに対して報復する権利があると語った。
イランのメヘル通信によれば、同国のアブドラヒアン副外相は攻撃はイスラエルにとって「悲惨な結果」を招くことになると述べた。副外相は先週、シリアへの攻撃はイランへの攻撃とみなすと発言していたという。
ロシアも、空爆が事実であれば国連憲章違反だとして、イスラエルを非難した。
国連の潘基文(パン・ギムン)事務総長は今回の事態を受けて「重大な懸念」を表明した。