シンガポール建国の父、リー元首相が退院
シンガポール(CNN) シンガポール建国の父と呼ばれるリー・クアンユー元首相(89)が同国内の病院で不整脈などの治療を受け、退院した。同国首相府が発表した。
発表によると、リー氏は脳の血流に一時的な障害が起きる一過性脳虚血発作(TIA)の疑いで、16日に入院していた。TIAでは一般的に、脳卒中のような症状に見舞われるが、通常は24時間以内に回復する
リー氏は1965年のシンガポール独立後、初代首相となり、同国をアジアの金融センターへと発展させた。1990年に自ら退任した後も影響力を保ち続け、米誌タイムの「世界に最も影響を与えた100人」の1人に選ばれたこともある。