パキスタンの市場で爆発 シーア派の78人が死亡
イスラマバード(CNN) パキスタン南西部クエッタの市場で16日、大規模な爆発があり、警察によると少なくとも78人が死亡、180人が負傷した。
クエッタの警察幹部によると、駐車中の給水トラックに仕掛けられた爆発物が、遠隔操作で爆発した。
パキスタンでは少数派のイスラム教シーア派を狙った攻撃とみられる。現場はシーア派のハザラ人住民が多い地区。ハザラ人は大半がアフガニスタンに住んでいるが、パキスタンやイランにも居住地域がある。
ザルダリ大統領とアシュラフ首相はともに犯行を強く非難し、犯人検挙を約束した。
パキスタンでは長年、シーア派と多数派のスンニ派が衝突を繰り返してきた。クエッタでは今年、シーア派住民87人が死亡した連続テロも発生している。