イラクで爆発や銃撃相次ぎ27人死亡
(CNN) イラク各地で25日、爆発や銃撃事件が相次ぎ、警察によると少なくとも27人が死亡、60人以上が負傷した。
警察によると、イスラム教シーア派の住民が多数を占める首都バグダッド北東部の地域では、コーヒーショップの店内に仕掛けられていた爆弾が爆発して少なくとも10人が死亡、20人以上が負傷した。
北部のモスル近郊ではイラク兵の乗った車両が武装集団に銃撃され、5人が死亡した。
7月にテロ事件などの犠牲になったイラク人は、国連の統計で1057人に上り、過去5年間で最悪となった。負傷者も2326人に上った。
2006~07年には宗派間で抗争が激化したが、ここ数カ月で事態は再び悪化する様相を見せており、大半がイスラム教スンニ派とシーア派の対立に起因している。