マレーシア機乗客の家族が抗議デモ インド洋で捜索再開
マレーシアのヒシャムディン運輸相代行によると、マレーシア機が北へ向かった場合の到達地点とされた中央アジア方面の陸地での捜索は打ち切られた。一方インド洋南部では、悪天候のためいったん停止されていた捜索が再開した。
捜索には、日本をはじめ、オーストラリア、ニュージーランド、米国、中国、韓国が参加している。
対象海域はオーストラリア西部パースから約2400キロ離れ、100万平方キロ以上の広範囲に及ぶ。複数の衛星や偵察機からこの海域で浮遊物を発見したとの報告があったが、マレーシア機の残骸かどうかは確認されていない。
すでに海底に沈んでしまったり、遠くへ流されたりした可能性もある。同機に搭載されていた音波発信装置は、消息を絶ってから1カ月後の4月7日ごろに停止するとみられる。
同機が突然ルートを変更した理由も不明のままだ。マレーシア当局によると、警察や軍が関係者の事情聴取などを通し、謎の解明に取り組んでいる。