ウクライナ当局、武装グループを解体 政権転覆を計画か
(CNN) ウクライナの治安当局は5日、同国の政権転覆を企て、ロシア国境に近い東部ルハーンシクで大規模攻撃を計画していた武装グループを解体したと発表した。
グループは10日に作戦を実行する予定だったとされる。治安当局がメンバー15人を拘束し、銃約300丁、多数の手投げ弾と発射装置1台、火炎瓶、大量の刃物などを押収した。
ルハーンシクはロシア系住民が多く、最近ウクライナからロシアに編入されたクリミア半島と同じ道をたどる可能性が指摘されている。米当局が先月まとめた機密報告書によると、ロシア軍はクリミアへのルートを確保するため、同市やハリコフ、ドネツクなどウクライナ東部の支配を狙っているとされる。
北大西洋条約機構(NATO)はロシア軍がウクライナ国境近くに兵力を集結させているとして懸念を示すが、ロシア側は軍事演習にすぎないと主張している。