マレーシア機の捜索、対象海域を絞って続行
(CNN) 消息不明となっているマレーシア航空370便の捜索は、インド洋南部の対象海域を約3分の1に絞り、24時間態勢で続いている。すでにブラックボックスの発信器の電池寿命とされる30日を過ぎたが、実際にはその後しばらく信号が続く可能性もあるという。
機体の捜索範囲は約22万平方キロに及んでいたが、8日までに約7万8000平方キロに絞り込まれた。範囲を絞ればそれだけ集中的な捜索が可能になる。
捜索現場では、中国の巡視船が4日から5日にかけてブラックボックスから発信された可能性のある電子信号を探知したのに続き、米国の探知機を搭載したオーストラリア海軍の艦船も5日、オーストラリア西部パースの北西約1750キロの海域で信号を2回とらえたと発表。
信号は1回目が2時間以上、2回目も約13分間にわたって探知され、捜索を指揮するオーストラリアのヒューストン前国防軍司令官は「最も有望な手掛かり」と期待を示した。