マレーシア機の捜索、対象海域を絞って続行
信号はその後まったく探知されないまま、8日でマレーシア機失踪から32日目を迎えた。しかし、オーストラリアのジョンストン国防相は同日の記者会見で「少なくともあと数日間は全力で捜索を続ける」と表明した。
専門家によれば、ブラックボックスの発信器が最大限の機能を発揮した場合、寿命とされる30日を過ぎてもさらに最大10日間ほど電池がもつことが考えられる。「それまでは徹底的に捜索するべき」との意見が有力だ。
ただ、この海域は水深が深いうえ、約2週間前に猛烈なサイクロンに見舞われたため残骸の発見がさらに難しくなった恐れがある。
マレーシア機の消息を巡っては、「有力が手掛かり」が発表されては打ち消されるサイクルが何度となく繰り返されてきた。乗客の家族や友人からは、「実際に機体が見つかるまで何も信じない」という声が上がっている。