中国の強制労働告発メモ、衣類から発見 英メーカーが調査へ

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これに対してプライマークは、強制労働を行っている業者に衣類の製造は委託していないと強調した。問題のズボンは2009年10月を最後に北アイルランドでは販売していないと説明。09年以降、同社の倫理基準調査団が製造委託先9カ所の検査を行った結果、刑務所での製造や強制労働の実態は確認されなかったとしている。

それでも同社の広報は、「サプライチェーンの労働者に対する責任」を自覚して詳しい調査に乗り出したと説明した。

プライマークの製品を巡っては、英ウェールズでも数日前に同様の報告が相次ぎ、同社が調査を行っている。こちらのケースでは、それぞれ別の女性客がプライマークの同じ店で買ったワンピースのラべルに手描きのメモが縫い付けられていたといい、いずれも英語で一方は「長時間労働を強制されている」、もう一方は「劣悪な搾取労働環境」と書かれていた。

プライマークによると、この2つのラベルは非常に似通っていて、商品は両方とも同じ店で同じ時期に販売されていた。しかし製造されたのはそれぞれ遠く離れた別の国だったことなど、不審な点もあるとしている。

同社をはじめ、各国のアパレルメーカーが製造を委託しているバングラデシュでは2013年4月、縫製工場のビルが倒壊して1000人以上が死亡、2500人が負傷する事故が起きている。

プライマークは事故の犠牲者に対する補償や支援に1200万ドル(約12億円)以上を拠出してきたという。

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