武装勢力が大統領宮殿を占拠 イエメン
19日には政府軍とホーシの間で激しい戦闘があり、9人が死亡、67人が負傷していた。その後双方が停戦に合意したが、20日もサヌア各地で散発的に銃声が響いている。
米大使館によると、19日夜には米外交官を乗せた大使館の車が何者かに銃撃された。負傷者は報告されていない。
米海軍は大使館職員を退避させる必要が生じた場合に備え、19日遅く、軍艦2隻を紅海に配備した。
国連の潘基文(パンギムン)事務総長は、「全関係者が直ちに敵対行為をやめ、最大限自制し、正当な政府機関の権限を回復するための措置を取る」よう呼びかけた。
国連安全保障理事会の声明でもイエメン情勢について懸念を表明。同国の正当な権限はハディ大統領にあると強調している。