福島第一原発で作業員が転落、死亡
(CNN) 東京電力によると、福島第一原子力発電所で19日午前、タンクの点検作業に当たっていた男性が転落し、搬送先の病院で死亡した。
男性は深さ10メートルの雨水タンクの止水処理を検査するための準備作業中、天板部分から内部に転落。20日未明に死亡が確認された。
東電はホームページ上で弔意を示すとともに、原因の詳細な調査を約束した。
福島第一原発では昨年3月、貯蔵庫の基礎部分の補修中に作業員が土砂の下敷きとなって死亡する事故が起きていた。東電によれば、いずれの事故も放射能汚染との関連はない。
東日本大震災で重大事故が発生した福島第一原発の廃炉作業は、完了までに数十年かかるとされている。