プーチン氏批判のネムツォフ氏、モスクワで射殺
モスクワ(CNN) ロシアの反政権指導者ボリス・ネムツォフ氏が27日夜、モスクワ中心部で何者かに射殺された。ロシアの捜査当局が28日に明らかにしたところによると、ネムツォフ氏はクレムリン近くの橋を渡っているときに車から数発の銃撃を受けたという。
国営テレビ局ロシア・トゥデイは28日未明、プーチン大統領がネムツォフ氏殺害を非難したと伝えた。
ネムツォフ氏は1990年代末、エリツィン政権で第1副首相を務め、これまでプーチン大統領を声高に批判してきた。3月1日にはモスクワで大規模な反対デモが予定されており、ネムツォフ氏はその2日前に殺害されたことになる。
ネムツォフ氏は昨年のCNNのインタビューで、ロシアで企業経営者らが置かれている厳しい状況について次のように語った。