サウジ、イエメンに地上部隊派遣の構え 戦闘長期化も
サウジの指導者らは、イエメンに地上部隊を投入した場合、フーシ派を弱体化させるまでは同国にとどまると表明している。ゲリラ戦を得意とするフーシ派との戦闘は長期に及ぶとみられ、多数の犠牲者が出る事態が予想される。フーシ派はすでに、サウジ国内での自爆テロを予告している。
またイエメン自体は国家機能を完全に喪失し、「アラビア半島のアルカイダ(AQAP)」など過激派のさらなる温床となる恐れがある。
フーシ派の司令官2人がCNNに語ったところによれば、サウジ主導の連合軍は29日、首都サヌアでフーシ派の拠点や武器庫を攻撃した。
一方イエメン国防省によると、サウジ国境に近い町ハラドにある避難民キャンプが誤爆とみられる爆撃を受け、少なくとも40人が死亡、250人が負傷した。