独機墜落 78人の身元判明、現場に捜査員150人を派遣
(CNN) フランス南部で起きた独格安航空ジャーマンウィングス機墜落で、ドイツ当局は30日、フランス・アルプス山間部の墜落現場にも殺人担当の捜査員など150人あまりを派遣したことを明らかにした。副操縦士の自宅と両親の自宅から押収した証拠品についても警察が捜査を進めている。
一方、フランスの捜査当局によると、乗客乗員150人のうち、これまでに78人の身元がDNA鑑定で判明した。ただ、遺体の一部は損傷が激しく、150人全員の遺体は発見できない可能性もあるという。
30日の捜索活動は悪天候に阻まれて難航した。しかし現場に通じる道路があと100メートルで完成する予定で、完成すれば現場に到達しやすくなる見通し。地元市長は「家族もそれを望んでいると思う。できるだけ近くへ行きたいと要望された」と話している。
ジャーマンウィングスは同日の記者会見で、これまでに乗客の家族など325人が現場を訪れたことを明らかにした。