G20首脳の個人情報流出、豪当局が誤送信 旅券番号など
(CNN) オーストラリアの移民国境警備省が、昨年ブリスベンでの主要20カ国・地域(G20)首脳会議に参加した首脳らの個人情報を、誤って外部へ送信していたことが分かった。個人情報にはパスポートやビザの番号などが含まれているという。
30日付の英紙ガーディアンが伝えたところによると、同省当局者はこれらの情報を、同国で1月に開かれたサッカー・アジア杯の地元主催団体に送ってしまった。
G20には安倍晋三首相や米国のオバマ大統領、ロシアのプーチン大統領らが出席していた。
移民国境警備省の報道官はCNNに、データは受信側がただちに削除し、それ以上広まりはしなかったと述べた。同省は再発防止のために電子メールを送信する際の手順を見直し、漏えい対策を強化したという。