人質の検察官が死亡、実行犯の2人を殺害 トルコ

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トルコ・イスタンブールの裁判所で人質事件があった

トルコ・イスタンブールの裁判所で人質事件があった

イスタンブール(CNN) トルコの最大都市イスタンブールの裁判所で3月31日昼ごろ、武装した2人組が検察官を人質に取って立てこもった。検察官は数時間後に銃で撃たれ、搬送先の病院で死亡した。2人組は警察との銃撃戦で死亡した。

同国の極左組織「革命人民解放党・戦線(DHKP―C)」がインターネット上で犯行声明を出した。

死亡した検察官は、2013年6月の反政府デモで15歳の少年が負傷してこん睡状態となり、14年3月に死亡した事件を担当していた。事件をめぐっては警察の過剰反応を批判する声が上がっていた。声明は、少年の死に対する報復だと主張している。

エルドアン大統領は犯人らを「テロリスト」と呼んで非難した。大統領によると、2人組は弁護士を装って裁判所に侵入したという。

検察官は6階にある自身の事務所で人質となった。警察はこの階の職員らを避難させ、狙撃部隊を送り込んだ。

夜になって建物の中から爆発音と銃撃音が響いた。イスタンブールの警察責任者によると、部隊が部屋に突入した時、検察官はすでに撃たれていたという。

DHKP―Cはトルコ政府や米国、北大西洋条約機構(NATO)への攻撃を繰り返している。13年に首都アンカラの米大使館前で起きた自爆テロでも犯行声明を出した。

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