ISISがパルミラの彫刻を公開破壊
シリア政府の文化財当局の責任者は2日、国営通信に対し、「ISISのテロリストたちはシリアで出土した最も重要な像の一つを破壊した」と述べた。像は2世紀ごろのもので、1977年に発掘されたという。
ユネスコは1日、ISISが民族浄化ならぬ「文化浄化」を行っていると非難。ボコバ事務局長は「暴力的な過激派は意図的にモニュメントや遺跡を狙っている。社会の核となる部分に打撃を与えるためだ」との認識を示した。
また同事務局長は2日、「歴史的な遺物や文化は時に、紛争の最前線になる。イラクやシリアで行われているような故意による破壊は、現代史において前例のない水準に達している」と強調した。