武装グループがホテルに立てこもり、死者12人 マリ
(CNN) 西アフリカ・マリの国営テレビは8日、中部セバレで武装グループがホテルに立てこもる事件があり、軍兵士を含む12人が死亡したと伝えた。
大統領報道官がCNNに語ったところによると、死者は兵士5人、民間人3人と武装グループ側の4人とみられるが、まだ確認されていない。
軍の報道官は外国人が少なくとも1人死亡したと述べたが、国籍には言及しなかった。ホテルから5人の外国人が避難したとの情報もある。
武装グループは7日、同市内にある軍の施設を襲撃したが兵士らに撃退され、近くのホテルへ逃げ込んだ。
近隣住民によれば、グループは自動小銃でホテルを襲い、アラビア語で「神は偉大なり」と叫びながらロケット弾を撃ち込んだ。
兵士らがホテルを包囲し、路上で銃撃戦を展開。その後、武装グループが建物の中に立てこもったため、突撃作戦を実行したという。
ホテルの中で隠れていた人質は無事、国連の事務所に保護された。
軍の報道官は、同国で政府施設などへの攻撃を繰り返しているイスラム組織「マシナ解放運動」の関連グループによる犯行との見方を示した。
セバレは、首都バマコから約620キロ北東に位置する。