シリア首都で連続爆弾テロ、死者45人 ISISが犯行声明
(CNN) シリアの首都ダマスカスの南郊で1月31日、爆弾3個が相次いで爆発し、少なくとも45人が死亡、100人以上が負傷した。過激派組織「イラク・シリア・イスラム国(ISIS)」が犯行声明を出した。
内務省当局者が国営シリア・アラブ通信(SANA)に語ったところによると、「テロリストたち」はまずバスターミナルで車爆弾を爆発させた。続いて周囲の通行人や救急隊員を狙い、2人が自爆したとみられる。
現場のサイダ・ゼイナブ地区は、イスラム教シーア派のモスク(イスラム礼拝所)にちなんで名付けられた。
SANAによると、ハルキー首相は攻撃を非難する声明を発表。「我が軍が複数の地域で大きな勝利を収めたのに対し、必死に士気を高めようとした卑劣な攻撃」との見方を示した。
シリア内戦をめぐっては、アサド政権と反体制派の主要勢力の代表者らが現在、ジュネーブで和平協議に臨んでいる。