中国、西沙諸島に戦闘機を配備 米当局者
(CNN) 米当局者は23日、中国が南シナ海の西沙(パラセル)諸島に戦闘機を配備したと語った。
複数の当局者によれば、西沙諸島の永興(ウッディー)島にJ11戦闘機とJ7戦闘機が配備された。中国は2014年に同島で滑走路の拡張工事を行っており、戦闘機を配備するのは今回が初めてではないという。
23日には米ワシントンで中国の王毅(ワンイー)外相と米国務省のケリー長官が会談している。
永興島では先週、中国が地対空ミサイルを配備したことが明らかになり、米国や台湾が懸念を強めていた。
中国国営メディアは、同島には何年も前から防衛施設があったと伝える一方、軍隊の配備については否定している。
2月14日に撮影されたイメージサット・インターナショナルの衛星画像には、複数のミサイル発射装置や車両が写っている。台湾の国防部も先週の時点で、地対空ミサイルの配備を確認したと発表していた。
西沙諸島では中国のほかに台湾、ベトナム、ブルネイ、マレーシア、フィリピンが領有権を主張し、中国との間で緊張が高まっている。