イスラム原理主義批判の学生を惨殺 バングラデシュ
子ども時代からの友人によれば、サマド氏は昨年、身の危険を感じて数カ月にわたって身を隠したこともあったという。
宗教批判を展開しているウェブサイト「ムクト・モナ」は、サマド氏殺害の手口がバングラデシュのイスラム主義過激派の使う手口に似ていると指摘している。
ムクト・モナはサマド氏が仲間に宛てて書いたメッセージを公開。サマド氏はこの中で「殺されるのが恐い」と述べる一方、「だが他にどうしたらいい? 身を潜めて生きていくくらいなら死んだ方がましだ」と語っていた。
イスラム教徒が国民の多数を占めるバングラデシュの憲法は、イスラム教を国の宗教と規定する一方で「世俗主義の原則」の保護もうたっている。
I mourn Nazimuddin Samad, 28, law student, secular blogger, killed in #Bangladesh. Extremism is a human rights issue.https://t.co/rVPfiHELd2
— @UNSRCulture (@UNSRCulture) 2016年4月7日