イスラム原理主義批判の学生を惨殺 バングラデシュ
ニューデリー(CNN) バングラデシュの首都ダッカでこのほど、インターネット上でイスラム原理主義に反対する意見を投稿していた大学院生が殺害された。
殺されたのはナジムディン・サマド氏(26)。警察によれば同氏は6日、大学からの帰り道に3〜4人のグループに囲まれ、なたで切りつけられた後に銃撃されたという。計画的犯行だとみられるが、容疑者はオートバイで逃亡、まだ捕まっていない。
バングラデシュでは世俗主義的な文章を発表していた著述家や出版関係者が襲われる事件が相次いでおり、過去14カ月で殺害されたのはサマド氏で6人目となる。
ブロガーやネット活動家のネットワークを率いるイムラン・サルケル氏はサマド氏について「原理主義や戦争犯罪、少数派の問題、汚職や女性に対する不正について非常にはっきり意見を述べていた。自分の意見表明の場としてフェイスブックをよく使っていた」と語る。