ベルギー連続テロ、当初の標的はフランスだったと判明
CNN系列の仏BFMテレビが捜査状況に詳しい情報筋の話として伝えたところによると、犯行グループは再びパリ市内の人目につく場所でのテロを計画していた。捜査当局が先月、ブリュッセル市内で押収したノートパソコンには、パリのビジネス街ラデファンスやカトリック団体を含む標的リストが保存されていたという。
パリ検察のフランソワ・モラン検事は昨年11月、パリ同時テロの首謀者アブデルアミド・アバウド容疑者が同事件の数日後、ラデファンスで自爆テロを起こす計画だったと指摘していた。アバウド容疑者はその実行に至る前に、警察の急襲作戦で死亡した。
ブリュッセル市内では8日、パリ同時テロとベルギー連続テロの両方に関与したとみられるモハメド・アブリニ容疑者が逮捕された。アブリニ容疑者は当局の調べに対し、ブリュッセル国際空港で自爆テロ実行犯2人とともに監視カメラに映っていた「帽子の男」は自分だと認めている。