ベルギー連続テロ、当初の標的はフランスだったと判明
(CNN) ベルギー当局は10日、同国で先月起きた連続テロについて、犯人らが当初、フランス国内で新たなテロを起こす計画だったことを明らかにした。
ベルギー検察の声明によると、捜査で得られた多数の手掛かりから、フランスでのテロが計画されていたことが分かったという。
捜査当局者らによると、ベルギー連続テロの背後にはパリ同時多発テロと同様、過激派「イラク・シリア・イスラム国(ISIS)」の組織網があった。仏当局によるパリ同時テロの捜査が急速に進展していることを知り、新たなテロの標的を急きょベルギーの首都ブリュッセルに変更したとみられる。
ベルギーの事件は先月22日、パリ同時テロの実行犯の1人、サラ・アブデスラム容疑者がブリュッセルで逮捕されてからわずか4日後に発生した。