ルクセンブルクのフレデリック王子死去、20代 難病で長年の闘病
(CNN) ルクセンブルク大公国のフレデリック王子が、「POLG」と呼ばれる難病で長年の闘病の末、今月1日にパリで死去した。王子が2022年に創設したPOLG財団のウェブサイトで遺族が発表した。
父のロベール王子は、「私たちの息子、POLG財団創設者でクリエーティブディレクターのフレデリックが亡くなりました」と記している。
同財団によると、POLGは「遺伝的なミトコンドリアの障害で体の細胞のエネルギーが奪われ、進行性の多臓器不全や機能不全」を引き起こす疾患。治療法は存在せず、治癒することはない。

フレデリック王子と家族ら/ From PolG Foundation
「フレデリックとPOLG財団は、フレデリックや私たち家族が味わったような苦しみから患者を救うため、治療法を見つけようと尽力しています」とロベール王子は説明している。
フレデリック王子は20代前半だった。亡くなったのは、「世界希少・難治性疾患の日」の翌日だった。