英首相、13日に交代 メイ内相が就任へ
英国の首相がこれほど早い段階で決まった例は過去にない。保守党の党首選では下院議員の投票で5人の候補者が2人にしぼられたが、党員15万人が参加する予定だった決選投票は中止された。これに対し、野党の労働党、自由民主党などから「非民主的な手続きだ」と批判する声もあがっている。
メイ氏は真面目で仕事熱心な人物として知られ、「鉄の女」の異名を取ったサッチャー元首相によく似ているとの指摘もある。
EU懐疑派とされながら残留支持の立場を取っていたが、11日には「EUからの離脱を成功させる」と言明。「残留をめざしたり、裏口から再加盟を試みたりすることはない。再投票も実施しない。投票で離脱が決まったのだから、首相として離脱を確実に実行する」と断言した。