トルコ・クーデター未遂、「まるで映画」 ギュレン師
(CNN) トルコ政府が軍の一部によるクーデター未遂事件の首謀者と名指ししている米国在住のイスラム指導者フェトフッラー・ギュレン師(77)がこのほど、CNNのインタビューに応じ、自身の関与は改めて否定する一方で、「中には(ギュレン師を)信奉する人たちもいたかもしれない」と述べ、同師の支持者がかかわった可能性はあるとの見方を示した。
ギュレン師はトルコのエルドアン大統領の政敵で、1999年にトルコを離れて米ペンシルベニア州に移り住んだ。トルコ政府はギュレン師率いる「ヒズメット(ギュレン運動)」をテロ組織と名指ししている。
インタビューの中でギュレン師は、クーデター未遂事件に同師が関与したとするトルコ政府の主張を国際機関が検証するよう求め、「もしこれについて私が誰かに言葉をかけたり電話で話をしたりしていたとすれば、そして今回の非難に10分の1でも真実があったとすれば、私は首を垂れて『彼らの言うことは正しい。私を連行して絞首刑にしてくれ』と言うだろう」と語った。