トルコ・クーデター未遂、「まるで映画」 ギュレン師
トルコ国内のギュレン運動の参加者はテレビ局や大手新聞社、金鉱、銀行も傘下に持つ。「私は一貫してクーデターに反対し、嫌悪してきた」「民主主義と自由と共和国に対するクーデターに訴える人たちを私は嫌悪する」と同師は言う。
トルコ政府は米国に対して正式にギュレン師の身柄引き渡しを要求しているが、帰国したとしても事態は複雑化するだけだと同師は話し、「彼らはどんなことでもするだろう。だが彼らが自分たちの主張の10分の1にでも証拠を示して私を力づくで帰国させることができるのなら、それについて私が言えることはあまりない」「問題は、法にのっとってそれができるかどうかだ。神の意思でそうなるとは思わない」と指摘した。
エルドアン大統領に伝えることはあるかという質問に対しては、「彼が犯したすべての罪を背負ったまま神の前に立たされることのないように祈るのみ」と答えている。