トルコ・クーデター未遂、「まるで映画」 ギュレン師
しかし同師は一貫して、自身が支持者にエルドアン政権を倒すよう指示したとするトルコ政府の主張を否定。「誰かが筋書きを書き、扇動者と思われる人物が一部の人たちを引き入れた」と推定し、「軍のクーデターというよりはハリウッド映画のように見える」と指摘した。
ギュレン師は先に発表した声明で、今回のクーデター未遂が仕組まれたものだった可能性を示唆していた。今回のインタビューで、仕組んだのがエルドアン大統領だった可能性について尋ねられると、「そのような非難をする前に私は自分の身を神に差し出す。私は神に対する説明責任がある」と答えている。
支持者によると、ギュレン師は穏健なイスラム指導者として宗教間の対話を促し、同師率いるギュレン運動はトルコ国外内で教育や医療の支援といった社会奉仕活動に貢献してきた。