国連報告書、シリアの化学兵器使用を断定 米政府が非難
米国務省のトルドー報道官は25日、「今後も法的手段や外交手段を追求する」と説明している。
オバマ大統領は2012年8月、化学兵器の使用を「越えてはならない一線」と見なし、もしこれを越えた場合は介入を検討する姿勢を示していた。
しかし、13年にシリアがサリンガスを使ったと報じられた後も、オバマ大統領は軍事介入を承認せず、ロシアの仲介でシリアに化学兵器を破棄させた。
国連によると、安全保障理事会は30日に会合を開き、報告書について対応を協議する。しかしロシアが対シリア制裁を承認する公算は小さい。