韓国軍、北朝鮮のドローン回収 THAADを偵察か
ソウル(CNN) 韓国軍は14日までに、北朝鮮の無人偵察機が墜落しているのを発見して回収したと発表した。韓国に配備されている米軍の高高度迎撃ミサイルシステム(THAAD)の偵察に使われていたとしている。
韓国軍によると、無人機は9日に発見された。搭載していたソニー製のデジタルカメラには、数百枚の写真が記録されていて、中には高度2~3キロから撮影したものもあった。
うち約10枚は、南北の境界線から160キロ以上も離れた場所に配備されたTHAADを空撮した写真だった。当局者によると、THAADは北朝鮮の弾道ミサイルが着弾する前に撃墜することを想定している。
当局者によると、北朝鮮の無人機は2014年にもペンニョン島に墜落したことがあり、今回の無人機はこれに似ていたことから、北朝鮮から来たと判断したという。ただ、前回の無人機の方がやや大きく、エンジン2基を搭載していた。
ペンニョン島に無人機が墜落する数日前には、軍事境界線に近いパジュ市でも、別の無人機が目撃されていた。