アルゼンチン海軍、潜水艦と交信途絶 乗組員44人
(CNN) アルゼンチン海軍は17日、同国沖に展開していた潜水艦1隻との交信が途絶えたことを受け、この潜水艦の捜索を行っていると明らかにした。国営テラム通信によれば、同潜水艦には乗組員少なくとも44人が乗っていた。
海軍によれば、潜水艦「サンフアン」が最後に確認されたのは15日。サンホルヘ湾内に位置する同国東岸沖約432キロの海域だったという。
サンフアンはアルゼンチン最南端のティエラデルフエゴ諸島から、北東の方角に数百マイル離れた港湾都市マルデルプラタの母港に向かっていた。
海軍報道官は記者団に、同潜水艦が最後に確認された海域付近の空と海で要員が捜索に当たっていると述べた。
海軍は同日の声明で、「アルゼンチン沿岸地帯にある全ての地上交信拠点に対し、予備的かつ長期的な交信の探索を行うよう命じ、同潜水艦が発している可能性がある全ての周波数を聴取するよう命令した」と述べた。
米航空宇宙局(NASA)の報道官はCNNに、科学的な任務で既にアルンゼンチン国内に展開しているP3オライオン哨戒機を派遣して捜索を支援する方針を明かした。