トランプ大統領もシンガポール入り 米朝首脳会談に向け
シンガポール(CNN) 米国のトランプ大統領が現地時間の10日夕、シンガポールに到着した。12日には現職の米大統領として初めて、北朝鮮の金正恩(キムジョンウン)朝鮮労働党委員長との首脳会談に臨む。
トランプ大統領は現地時間の同日午後8時21分、大統領専用機エアフォース・ワンでシンガポールのパヤ・レバー空軍基地に到着し、同国のバラクリシュナン外相の出迎えを受けた。金委員長はその5時間ほど前、中国国際航空のボーイング747型機でチャンギ空港に到着していた。
米朝首脳会談へ向かう心境を記者団から質問されたトランプ大統領は、「とてもいい」と答えてリムジンに乗り込み、ホテルに向かった。
主要7カ国首脳会議(G7サミット)が開かれたカナダから、米朝首脳会談の舞台となるシンガポールへと直行したトランプ大統領だが、両会談に臨む姿勢は対照的だった。
G7をめぐってはカナダのトルドー首相を強く批判する一方で、9日の記者会見で米朝首脳会談に触れ、「金正恩氏は自国民のために偉大なことを成し遂げたいと思っている」と期待を語っていた。