「大統領暗殺未遂」で軍幹部2人を逮捕 南米ベネズエラ
(CNN) 南米ベネズエラのサーブ検事総長は14日、マドゥロ大統領を狙ってドローン(小型無人機)を爆発させた暗殺未遂とみられる事件の捜査で、軍の幹部2人が逮捕されたことを明らかにした。
新たに逮捕されたのは国家警備軍の少将と大佐だという。同事件ではすでに数人の逮捕者が出ている。
野党議員が関与を疑われているほか、陸軍大将もソーシャルメディアに投稿した映像を通し、国家諜報局(DGCIM)によって首都カラカスの自宅アパートに軟禁されていると訴えた。
事件は4日、カラカス市内で開かれていた軍事パレードの最中に発生。マドゥロ氏の演説中に爆発物を積んだドローンが飛来した。
マドゥロ氏は野党勢力が攻撃を企てたとの見方を示し、資金提供者や計画者の多くは米フロリダ州に住んでいると主張した。
サーブ氏は先週、事件の首謀者や共犯者を特定したと発表していた。