米主導の有志連合、空爆でISIS幹部を殺害 シリア
(CNN) シリアとイラクで過激派組織「イラク・シリア・イスラム国(ISIS)」と戦う米国主導の有志連合は2日、空爆によってシリアにいるISISの幹部1人を殺害したと発表した。人質となった米国人の処刑にかかわった人物だとしている。
有志連合の報道官は同日の空爆が上記の幹部と複数のISIS戦闘員を狙ったものだったと説明。同幹部について「有志連合の部隊に対する差し迫った脅威をもたらす可能性が示されていた」とし、ISISの人質となった元米陸軍特殊部隊所属のピーター・カシグ氏の殺害に関与した人物だと述べた。
米軍が主導する有志連合は、これまで数百回に及ぶ空爆や火砲による攻撃を行い、シリア国内に残った最後の拠点からISISを駆逐しようとしている。
1日にはアフガニスタンのヘルマンド州で米軍が空爆を実施し、反政府武装勢力タリバーンの幹部を殺害した。同軍の報道官がCNNに明らかにした。
報道官は「米軍側は政治的な解決に向けて動いている。こうした殺害を続ける必要はない」と付け加えた。上記の空爆にはドローンが使用されたという。