フィリピン、駐カナダ大使を召還 ごみ輸送問題巡り
フィリピン通信によれば、サルバドル・パネロ大統領報道官はカナダの当局者と会談してごみ問題について協議する予定だったが、相手が姿を見せなかったと話しているという。
「ごみを自分たちの国に戻すことを拒む姿勢は、外交関係を悪化させる」とパネロ報道官は述べている。
フィリピンのテディ・ロクシン外相は、「カナダのごみが同国に輸送されるまで、外交プレゼンスを縮小する」とツイートした。
カナダのグローバル連携省は声明を発表し、カナダのごみをフィリピンから速やかに回収するために尽力していると強調。フィリピン大使の召還に対しては遺憾を表明した。
パネロ報道官によると、ドゥテルテ大統領はごみを巡って7日に最後通告を突きつけ、「もしカナダが回収しなければ、我々が輸送してカナダの沿岸か海岸に投げ捨てる」と宣言していた。