ノートルダム大聖堂、15日に小規模ミサ 火災後初
(CNN) 4月に火災が発生したフランス・パリのノートルダム大聖堂で、15日に小規模のミサが行われることになった。ミサの再開は火災の発生以来、初めて。
4月の火災では尖塔(せんとう)が焼け落ち、屋根などの一部が焼失した。パリ大司教区によると、安全上の不安があることから、ミサに出席できる人数はごく少数にとどめ、20~30人程度となる見通し。
ノートルダム財団が受け取った寄付は12日の時点で1570万ユーロ(約19億円)に上り、さらに3億7700万ユーロ(約460億円)の寄付の申し出が寄せられている。
そうした寄付金の大部分は大聖堂の再建のために使われるほか、巡礼者の受け入れ、損傷した物品の修復、現場で組織する宗教音楽会などの費用に充てられる。
15日のミサはミシェル・オプティ・パリ大司教が主宰する。大司教は「寄付を寄せてくれた方、建築家、建設作業の方々、政治指導者を含め、4月15日以来、行動を続けた全ての方、ノートルダムのために毎日働き続けた全ての方の努力に、温かい感謝がありますように」との声明を発表した。