中国北西部に新たな核ミサイル格納施設を建設か 米シンクタンク
FASの報告書は、2カ所の施設を合わせると、中国の核軍拡としては過去最大の規模になると指摘している。
中国がこれまで運用していた地下格納庫は、液体燃料式の大陸間弾道ミサイル(ICBM)「DF―5」用の20基にとどまっていた。FASによれば、新たに建設される格納庫の数はその10倍を超え、固体燃料式の新型ICBM「DF―41」に使われる可能性がある。
中国は長年、「最小限の抑止力」を基本とした核戦略を取ってきた。しかし近年は核弾頭の保有数が増え、こうしたミサイル施設の建設が急ピッチで進んでいることから、同戦略が維持されているのかどうかを疑問視する意見も出ている。