ポーランド・ベラルーシ国境の移民危機、子ども200人も立ち往生

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ベラルーシのポーランドとの国境付近の屋外でキャンプする移民。目の前には有刺鉄線のフェンス/Matthew Chance/CNN

ベラルーシのポーランドとの国境付近の屋外でキャンプする移民。目の前には有刺鉄線のフェンス/Matthew Chance/CNN

ベラルーシのブルズギ・クジニツァ国境地域(CNN) ポーランドとベラルーシの国境地帯で数千人の移民が立ち往生している問題で、その中には乳児も含めて子ども200人がいることがわかった。

ベラルーシの国境当局者は12日、CNNの取材に対し、ベラルーシ・ブルズギとポーランド・クジニツァの国境検問所の周囲に推計2000人の人々が集まり、そこには子ども200人と女性600人も含まれていると明らかにした。

ベラルーシの森林には何十もの小さな炎から煙が立ち上っている。人々はせき込んだりしながらもぬれた枝を火にくべ続けている。急激に気温が下がり始めるなか、これが唯一の暖を取る方法だからだ。

暖を取るために火をおこす移民/Zahra Ullah/CNN
暖を取るために火をおこす移民/Zahra Ullah/CNN

今週は夜間は気温が0度近くまで下がるとみられているほか、雨の予報も出ている。冬が訪れるなか、人々は屋外に取り残され、収まる気配の見えない地政学的な混乱に巻き込まれている。

移民の大部分は中東やアジアの出身でポーランド側へ違法に国境を越えようとしている。そこからさらに、より良い生活を求めてドイツなどの欧州諸国に入ろうとしている。

幸運な少数の人々は小さなテントを持っているが、そのほかの人々は周囲にある針葉樹の枝を使って避難所を作っている。後ろには森、前にはポーランド側が設置した有刺鉄線のフェンスがある。入国させないようポーランドの警官や国境警備隊、兵士がパトロールしている。

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