南アのラマポーザ大統領が新型コロナ陽性、軽症で自己隔離
ヨハネスブルグ(CNN) 南アフリカのシリル・ラマポーザ大統領が12日、新型コロナウイルス検査で陽性と判定された。大統領府によると、軽度の症状があり、治療を受けているという。
大統領の権限は今後1週間、デビッド・マブザ副大統領に委譲する。
発表によると、ラマポーザ大統領は12日にケープタウンで開かれた故FW・デクラーク元大統領の追悼式典に出席した後、具合が悪くなった。
それでも元気そうな様子を見せ、現在はケープタウンで自己隔離しながら国防軍の医療機関が経過観察を続けている。
ラマポーザ大統領は声明の中で、全国民に改めてワクチン接種を促し、引き続き感染に注意するよう呼びかけている。
南アフリカでは新型コロナウイルスの新たな変異株「オミクロン株」が発見され、感染の第4波に見舞われている。CNNのまとめによると、ワクチンの接種を完了した国民は25%、1回以上の接種を済ませた国民も30%にとどまっている。
ラマポーザ大統領はワクチン接種を完了しており、西アフリカ外遊から戻ったばかりだった。今月8日にヨハネスブルグに戻った時点では陰性だった。