コロナ再感染、オミクロン株は他の変異株より高リスクか 南ア研究

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ヨハネスブルクの研究施設で新型コロナウイルスの検査の順番を待つ人々/EMMANUEL CROSET/AFP/AFP via Getty Images

ヨハネスブルクの研究施設で新型コロナウイルスの検査の順番を待つ人々/EMMANUEL CROSET/AFP/AFP via Getty Images

(CNN) 南アフリカの研究チームは2日、新型コロナウイルスの変異株「オミクロン株」について、以前コロナに感染した人が再感染する可能性がベータ株やデルタ株といった他の変異株より高いとの一定の証拠を得たと報告した。

確証を得るには時期尚早だが、このところ2回目の感染が急増していることから、オミクロン株による再感染の可能性は他の変異株より高いとみられるという。

ステレンボッシュ大学の南アフリカ疫学モデリング分析センターの責任者、ジュリエット・プリアム氏は声明で「我々の期待や過去の変異株の経験とは裏腹に、我々は現在、以前の水準を超える再感染リスクの高まりを経験している」と述べた。

プリアム氏らは今回、新型コロナの流行開始以降に南アで感染した270万人を対象に調査を行った。このうち11月27日までに少なくとも2回感染した疑いのある人は3万5670人、3回感染した疑いのある人は332人、4回感染した疑いのある人は1人だった。

2回以上再感染した人のうち、14.2%に当たる47人は11月に3回目の感染を経験しており、3回目の感染の多くがオミクロン株と関連していることを示唆しているという。

研究チームは南アの最近の感染者の増加について、免疫減退などの他の要因ではなくオミクロン株の広がりを反映していると見ている。ただ、今回扱った感染者はウイルスのゲノム解析が行われておらず、実際にオミクロン株に感染していたかは定かではない。

この報告書は査読前もしくは医学誌に未発表であることを意味する「プレプリント」の状態でインターネット上に発表された。

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