米議会、政府閉鎖を回避 つなぎ予算の延長法案可決
(CNN) 米連邦議会は2日夜、上下両院でつなぎ予算を来年2月18日まで延長する法案を可決し、政府が閉鎖される事態を回避した。民主・共和両党幹部が合意を取りまとめ、共和党議員による新型コロナワクチンをめぐる瀬戸際政策を乗り越えた形だ。
上院での最終的な採決は賛成69票、反対28票。
つなぎ予算法案は、3日午前0時が成立期限だった。ここまで少数の共和党議員がバイデン大統領のワクチン義務化に反対し、早期の採決を引き延ばす可能性を示唆していたが、期限を迎える前のタイミングでにらみ合いに終止符が打たれた。
問題解決の手段として、両党はつなぎ予算法案に加え共和党による法案修正についても採決を行うことで合意。後者はワクチン義務化に連邦予算を使用しないことを求める内容だったが、最終的に否決された。
上院に先駆けて行われた下院の採決の結果は賛成221票、反対212票だった。共和党からはイリノイ州選出のアダム・キンジンガー議員のみが賛成票を投じた。