新規感染が4日でほぼ4倍、オミクロン株の猛威示唆 南ア

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オミクロン株の存在を初めて把握した南アで、新規感染者数が急増している/CNN

オミクロン株の存在を初めて把握した南アで、新規感染者数が急増している/CNN

(CNN) 南アフリカの国立伝染病研究所(NICD)は3日、国内における新型コロナウイルスの感染者が過去4日間でほぼ4倍の水準に達したと報告した。

南アでは新たな変異株「オミクロン株」の存在が初めて把握されていた。4倍もの急増は、同国が第4波の感染拡大に突入する中で、この変異株の感染力の強さを示唆する形ともなっている。

3日に発表された新規感染者は1万6055人。先月30日は4373人だった。NICDの3日の声明によると、累積の感染者総数はこれで300万人台を初めて上回り、300万4203人となった。陽性率は24.3%とした。

新規感染者は増加基調だが、死亡者数は大きな変動がない状態で推移している。3日に判明した新たな犠牲者は25人だった。

NICDによると、南ア内で確認された新型コロナの感染件数のうちゲノム解析が終わった分は限られているが、11月に実施された249件のうちオミクロン株は183件で、70〜75%の比率を示した。

世界保健機関(WHO)は、オミクロン株感染の中心地ともなっている南アフリカ・ハウテン州にチームを派遣し、監視、ゲノム解析や接触者追跡の作業を支援すると発表した。

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