中国機墜落、2日目も生存者発見できず 山間部の捜索難航
中国中央テレビ(CCTV)は22日、飛行データや操縦室の音声を記録したブラックボックスはまだ見つかっておらず、険しい地形や悪天候に阻まれて捜索は難航していると伝えた。
国営メディアは墜落現場の山間部から巨大な煙が上がる写真や映像を映し出している。捜索救助活動は、がれきや機体の部品が散乱する森林の中で行われている。チャイナ・ユース・デイリーは、財布や身分証明書、携帯電話の破片などが地面に散らばっていると伝えた。
墜落現場に到着した救助隊員ら=21日/Jiang Hui/VCG/Getty Images
航空情報サイトの「フライトレーダー24」によると、同機は墜落の数分前まで高度2万9000フィート(約8900メートル)で飛行していたが、突然機首を下げ、2分足らずで2万5000フィート(約7600メートル)以上も急降下した。
現場近くにある鉱山会社の防犯カメラは、同機と思われる機体が森林に向かってほぼ垂直に落下する映像をとらえていた。CNNではこの映像の信ぴょう性や、映っているのが墜落機なのかどうかは確認できていない。ただ、この映像がとらえた急降下は飛行追跡データと一致していた。