バイデン氏、習近平主席と18日協議へ
(CNN) 米ホワイトハウスは17日、バイデン大統領が18日に中国の習近平(シーチンピン)国家主席と電話協議を行うことを明らかにした。把握されている範囲での両者の協議は昨年11月以来となる。
ホワイトハウスの発表の数日前には、米国の外交筋が中国について、ロシアからの支援要請にある程度前向きな姿勢を表明したことを示唆していた。ロシアはウクライナに対する戦争の一環として、中国に向け軍事的及び財政的支援を求めている。
諜報(ちょうほう)活動に詳しい複数の当局者らは今週CNNの取材に答え、中国がロシアにそうした支援を提供するつもりなのかどうかはまだ判然としないと述べた。
ホワイトハウスのサキ報道官は、今回の協議を現在行っている取り組みの一環と説明。米中間の意思の疎通を開かれたものとして維持する狙いがあると述べた。両首脳は、米中の競争の管理やロシアの対ウクライナ戦争、その他相互に関係する問題について議論する予定だという。
発表に先駆け、サリバン米大統領補佐官(国家安全保障担当)と中国の楊潔篪(ヤンチエチー)・共産党政治局員はローマで7時間にわたり会談。政府高官によれば、サリバン氏は楊氏に対し、ロシアへ支援を行うのならそれに伴う影響が生じ得ると警告したという。
バイデン氏と習氏が言葉を交わしたのは、知られている限り昨年11月に開かれたオンライン会談が最後だった。