台湾で飼育のパンダ、脳障害で生命の危機 中国に支援要請
中国の国営英字紙チャイナデイリーは28日、国内の専門家らが動物園への技術的な支援に前向きで、パンダを救う用意があると報じた。
台北動物園の広報担当者によると、トゥアン・トゥアンとユアン・ユアンに子どもができた際にも中国の専門家が派遣されて支援に当たったという。つがいには子どもが2頭おり、それぞれ13年と20年に生まれた。
動物園は声明で現在のトゥアン・トゥアンについて、「非公開の観察の下で回復中」としつつ、「(疾病の)原因を解明するまでは全ての検査結果を待たなくてはならない」と述べた。
世界自然保護基金(WWF)によればパンダの平均寿命は野生の場合で14~20年だが、飼育されている環境ならこれよりも格段に長生きする可能性がある。トゥアン・トゥアンは先月18歳になった。