カワウソとテナガザル、奇妙な友情芽生える? 米動物園
(CNN) 米イリノイ州シカゴの動物園で、同じ空間に住むことになったカワウソとテナガザルの間に交流が生まれている。種の垣根を越えた友情が芽生えるか注目されている。
カワウソたちは先ごろ、シカゴのブルックフィールド動物園内の新しい生息地に放された。この場所にはテナガザルも住んでいる。
テナガザルが樹上に住むのに対し、カワウソはその下を流れる水の中をすみかとする。そんな状況で、カワウソたちは一体どうやってテナガザルと打ち解けたのだろうか。
動画には、生後10カ月のカワウソが水中から8歳のオスのテナガザル「ヌーボ」のもとによじ登り、脇の下のにおいを嗅ぎ始める様子が映っている。特にヌーボの脚が気になるようだ。
動物園の関係者は、野生環境では他の種は脅威となるため、このような種の垣根を越えた交流はおそらく起きないと話す。
カワウソは好奇心旺盛で知的、社交的な動物として知られる。一方のテナガザルはというと、「困惑しているように見えます」とCNNの記者。「まあ何でもいいけど、という感じですが、私には困惑気味に見えます」と指摘した。
これに対し、動物園関係者は「彼はただ用心して見ていただけです。カワウソが自分の脚を触ったり、胸毛を嗅いだりしても平気でしたよ」と説明している。